目指したのは、
ベーシックながら
美しく、重宝する
フォント

理杏ゴシック体について

当社のシリーズの中でもモダンゴシック体と位置付けられる「理杏ゴシック体」の筆画設計は「直線的であること」がテーマとなっています。文字の横線を形成する筆画部は全て直線を取り入れ、曲線部も書き始めから書き終わりまで、なるべく同じ幅を維持し、敢えて抑揚を抑えた字形となるように開発。特にシリーズの核となる「EL」は、例えば大型のグラフィックデザインの中に用いられるキャッチコピーなどでご利用いただくと、文字の線1本1本にクセがない均一な線濃度であることがお分かり頂けると思います。

新発想　
理杏美琉体シリーズ

理杏字体のラインナップに新たに加わった「美琉体シリーズ」は、従来のフォントデザインのセオリーを再構築した、例えるとすれば、グラフィックデザイナーが新しいブランドのロゴタイプをデザイン設計していくように、徹底した字形デザインのルールを適用し、今までに見たことのない全く新しい個性を生み出すことに成功しました。美琉体デザインの最も特徴的な点は「筆画ストローク（書き順、書く方法）」に徹底的にトレースした抑揚の埋め込みです。一般的な明朝体が持つ「毛筆」で書いたような抑揚感とは異なり、言うなればサインペンで優しく書いたような仕上がり感を目指しています。ゴシック体の真面目さを持ちながら、明朝体のしなやかなニュアンスを併せ持ち、しかも個性的なやさしさのあるフォントとなっています。